ごあいさつ

~危機感を忘れたら急増、用心したら下火~

1月22日までの期限で出されていた県独自の緊急事態宣言が2月7日まで延長されました。県内感染者数は、一時の爆発的感染からは脱したと思われますが予断を許しません。感染拡大の火種はまだまだ残っていると考えられます。危機感を忘れたら急増し、用心したら下火となります。コロナ慣れすることなく、今はできるだけ人と会わないことです。新しい風を吹かせるために多くの方々と会って語り合いたいのですが、もうしばらく早朝の辻立ちをはじめとする活動を自粛したいと思います。緊急事態宣言が長引けば、市民の暮らしや経済に与える影響は計り知れないものになります。ストレスは溜まりますが、感染が制御不能の域に達しないよう今は耐え忍ぶときです。一日も早い終息を願うものです。

また、当市において官製談合事件が発生しました。行政に対する市民の信頼は失墜しました。現場の士気を高める手立てが急務になりますが、何よりもまず市民からの信頼回復を得るために抜本的な変革が求められると思います。ゼロからのスタートです。 苦境にあっても運命に耐え、新しい風で「人とまちがキラリ輝く日南市」にするために全力で前へ進んでまいります。引き続きのご指導をよろしくお願いします。

高橋 透

退路を断つ

5期17年8か月在任しました県議会議員を去る11月20日に辞職しました。これまで支えて下さったすべての方々に心から感謝いたします。私は、2003年4月の松形県政の時に初当選し、その後、安藤県政、東国原県政、現在の河野県政と4人の知事と向き合ってきました。執行部の皆様方には、時に厳しいご意見なども申し上げてきました。これもひとえに県民の暮らしと福祉の向上、県政発展のためとご理解いただいているものと思います。

コロナ禍により地域経済が疲弊し、今また第3波の危機が心配されています。しかし、県内26市町村が持つ個性を生かし、みがき、連携していけばこの危機は乗り越えることができると思います。本県はさらに強くなれると信じます。課題は山積していますが、苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え、新しい日南市をつくるために、地道にコツコツ前へ前へと進んでいく決意と覚悟を申し上げます。